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ヤブレガサ(Syneilesis palmata)

春、芽出しの頃 ポツポツと枯葉の間に見かける 小さな和傘を半分閉じた様な姿が 山菜として採るのに良い ということで 少し年数が経った夏から秋の山道で やっと観れる花茎は 翌年の山菜取りの目印がわり ’脇役’にしては興味深い形状と可憐さの 山野草花。 あくまで人間目線の基準でのお話し。

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ギボウシ (Hosta)

紫陽花が大きくしなだれ咲く頃 ゆらりゆらり風に揺れながら咲いている 数年前 友人が畑のグランドカバーにと選んだとき 素敵な花を選ぶものだとちょっと感心したのも束の間 「これは強くて大きく葉を茂らすから雑草が生えなくていいよ」 と彼が言ったのでちょっと苦笑いしてしまった。 それでもやはり草刈りの手間を花を植えて変える そんなアイデアが素敵だ。 気づけばそこここの畑は四季の花が畑を縁取られている あれ以来 ホスタを見るたび畑に植える彼を思い出す。  

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ハナイカダ(春)

春に、葉の真ん中あたりに 花をつけ、 夏に同じ場所に 黒っぽい実をつける。 山を歩いていて初めて見た時には なんだか不思議でなんども見直し 近寄って花が乗っているのかと思いつついてみた 「花筏」 桜の花が散って 花びらが水に 帯状に浮かんで流れるさまを 「筏」に見立てて いうことばでもあるそう。 なんとも豊かな情景のうかぶこと

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ウンナンハギ (Campylotropis polyantha)

木々が春色っぽくなってきた山で ポツポツと花を見かけるようになり 歩きながら自然と頬がゆるんで笑みがこぼれる 自然には不思議な力があるものだと 春には特に感慨深くなったりもする 整備されず自然のままの山道で ぽっつり咲いた花を見つけると愛おしくなる

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カンシャクヤク(Hellebore)

そろそろ春…? まだまだ冬…? このまま春になっていくのも寂しい。 微妙にワガママな人間の気持ち。 毎朝空を見上げて首をかしげるのはここ数年同じ。 地温が変わったのを教えてくれるのは 動植物と自然。 今年は雪が積もる期間が短かったので 卯辰の家の周りに自生している水仙やスノードロップの葉がまっすぐ伸びています。 ご近所の玄関の可憐な姿の寒芍薬 お茶花だと知ったのはつい最近。 小さな鉢で各季節のお花を育てている御宅が少しずつ減っていくのも 時の移り変りなのでしょうか。

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ホトトギス(Tricyrtis hirta)

そろそろ夏も終わりかなと思う頃 野山に艶やかでいて控えめな色をつけて和ませてくれる 初めて見たのは散歩の帰り道の近所の空き地 蘭のような花姿で野生で咲いてることにとても驚いたのを覚えている 見るからにお茶室に似合いそうな色合いは いくら眺めても飽きさせない ホトトギスは日本固有種で、 花被片の斑点が杜鵑の胸の模様に似ていることに由来した名前だとか 卯辰山に杜鵑の鳴く声がしなくなった代わりに 山の上で花が風に揺れて季節の変わり目を知らせている

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シモツケ(Spiraea japonica)

日差しが段々強くなる頃 派手な色や色濃い花が蜂や蝶を誘うなか まるで小さなピンクのレースモチーフを束にしたような シモツケの花がこんもりした緑に色を差す 優しげに風に揺れる長い雄しべがかわいらしい シモツケは日本では下野国で最初に見つけられ つけられた名前だそう、こんなにストレートな名前の由来も面白い。

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ムクゲ (Hibiscus syriacus)

夏から秋にかけて 勢いよく腕を伸ばして花を咲かせる姿は はつらつとして潔い 我が家に帰る急な登り山道に毎年 見事な花をつける株がある 暑さの厳しい日の帰り道には 花を眺めて 一息つく まだ開いていない蕾の花びらも順番に色濃くなりはじめる

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タイツリソウ

5月、こんなに風を爽やかに感じるのは 木々の新緑が徐々に濃くなり 木洩れ陽が眩しく感じるようになったから? 陽射しが肌に気持ちよくなってきたから? 街角や山に色とりどりの花が賑わい始めたから? たぶん、色んなことがいっしょになって ささやかな幸せを感じることのできる季節だからかな。 東山の軒先に何気なく咲くひと鉢のケンマソウ。 かわいいハート型の花が竿に連なった鯛にみえるとついたのが別名。 ちょっとユニークな妖精のよう。

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ドウダンツツジ (Enkianthus)

亡くなった奥様の丹精込めたお庭のお茶花を描いて欲しい 人づてにそう頼まれてたくさんの花の名前を預かり 一つ一つの花の名前を確認したり、由来を調べたり 手元にスケッチのあるものはそれを見ながら仕上げていきます。   家の周りは地理的にも山野草が多いうえ ご近所の庭先の花はお茶花も多く 馴染みのあるものがほとんどです お茶花はその時手に入る最高のものをお客様に用意する「こころ」で 季節をあらわすもの、お客様に由来のあるもの、 丹精してやっと咲いたものなど、 花の珍しさ、美しさのみでなく、それにまつわる物語、 そこから始まる対話が大切なのだと以前聞きました。 この花達が咲く庭を手入れされる旦那様が ご友人と奥様を想いながらご友人にお話しされる、 そしてそこから新しい思い出が加えられていくのでしょう。

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