ドウダンツツジ (Enkianthus)

亡くなった奥様の丹精込めたお庭のお茶花を描いて欲しい
人づてにそう頼まれてたくさんの花の名前を預かり
一つ一つの花の名前を確認したり、由来を調べたり
手元にスケッチのあるものはそれを見ながら仕上げていきます。

 

家の周りは地理的にも山野草が多いうえ
ご近所の庭先の花はお茶花も多く
馴染みのあるものがほとんどです

お茶花はその時手に入る最高のものをお客様に用意する「こころ」で
季節をあらわすもの、お客様に由来のあるもの、
丹精してやっと咲いたものなど、
花の珍しさ、美しさのみでなく、それにまつわる物語、
そこから始まる対話が大切なのだと以前聞きました。

この花達が咲く庭を手入れされる旦那様が
ご友人と奥様を想いながらご友人にお話しされる、
そしてそこから新しい思い出が加えられていくのでしょう。

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セイオウボ(Camellia japonica)

‘西王母’
幕末の頃に 金沢で誕生したとされ
中国の神話に登場する仙女の名、
3千年に一度実を結ぶという不老不死の霊薬と言われた桃のように
ふっくらとした花の形から呼ばれたともある。

花の名の由来には、
それぞれ興味深く印象深いものも多い。
名前を知りたかっただけなのに、
いつの間にか由来の元の話を読みふけってしまう

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福寿草 Adonis ramosa

そろそろ暖かい日が寒い日より多くなって
それはそれで気温の低い日の朝はちょっとがっかりするのだけれど
それでも空はどこか少しずつ明るくなって来ている気がする
山の木々の色は少しずつ暖かみのある茶色へと変り
細い枝の先の木の芽の色もすこしピンクがかってきている
雪に倒れた水仙はそれでも枯れ野に花をそえている。
そろそろ春を告げる花が山歩きに楽しみを添えてくれる
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月に伸ばす腕

arms to moon(10x14.8cm)

しんと静かな夜に 影の様に堅い莟をつけた桜の木
真上から青白く静かに見守る月に腕を伸ばす様
月明かりはその光線を感じさせないでただ夜空に浮かぶ様に見える
春を待つ夜の風が 穏やかに頬をなでては流れていき
闇の青さは少しずつ濃くなっていく

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山住まい

山、というほどでもないが、
小高い丘という感じの
卯辰山の斜面に建つ我が家。
ちょっと歩くとすでに山道獣道。
そこここで花や実が季節の変わり目を教えてくれる。

ああ、もうそんな花の頃なんだ…
あれ?こんな木がここにあったんだ…
ちいさな発見が心ほぐしてくれる。

気がつけば木々の色が変わり始めた。

mulberry001 copy

mulberry (5x3cm)

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Cosmos

暑かった夏が終わりかけ
少しずつ朝涼しいかなと思う日があって
それが一週間のうち2日になり、3日になる。
ひまわりに替わってちらほらとコスモスの花を見かける。

ちらほらと野に咲くピンク色
大きな頭をささえるのがやっとの様に細い首は
ゆらりゆらりと風にゆれる。

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cosmos (3x5cm)

もうすぐ、秋。
もう秋?

 

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潮騒

ocean-wind002岩は黒く砂は白
打ち寄せる波の音が少しずつ大きくなり
空はほんのりと紅に染まり 潮風が頬をなでる
やがて海の彼方の端から濃い青に染まりはじめ
足元の白い波は深みへと変わっていく
フロリダの夕暮れ

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平原

blue-plain001目の前に普段馴染みの無い広大な平原がひろがっただけで圧倒されるのに、
月なんかが素敵に蒼い空間に浮かんでたりしたら
それだけで座り込んでしまい
そのまま地面に横たわり砂粒の間に溶けてしまいそうな気持ちになる。
まるで一滴の水が大河に戻るかのように。。。

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白日

hakujitu001久々の晴れ間の午後、川沿いを歩く
北陸独特の淡い鼠灰色のベールを掛けた様な空
行く手には霞む町が河口へと連なっている

ふと 光線を感じて横の土手をみると
そこにはまるで違う世界が広がっている
川面はちらちらと僅かな陽を受けてきらめき
なぜかそれだけで ちょっぴり心がはねる

見慣れた風景をほんの少し視線を変えると
違う景色が見えてくる 
今日の自分が少しだけ昨日と違ってくる

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すずめ

sparrow(5x12cm)

日なたの石垣の上に並ぶすずめたち
なにか話している様に見えるその姿に 和む昼下がり
人も鳥も 太陽の光に心ほぐれるのは同じなのだろう
ツイツイツイ ツイツイツイ
リズミカルに 小刻みに 光りの中を歩き回る

 

 

すずめ習字教室のHPのために描いたすずめたち
我が家の庭の塀にいつも並んでるのでスケッチをしていると
いつもせわしなく飛び跳ねている印象のすずめたちは
日なたぼっこをしながら話をする様にじっとしていました。

金沢市 すずめ習字教室
http://232323.amsstudio.jp/index.html
(とても明るくて楽しい平田先生。
小さいお子さんのいらっしゃるガンバルお母さんでもあります)

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